以前片づけに入ったとあるお宅の階段下収納(
その1、
その2)。しばらくよい状態が続いていた、かに見えましたが、どうやら最近はそうでもない様子です。ということで、リターンマッチの収納見直しに入りました。
前回は「まずは不要品処分!(=整理)」が最大のテーマだったのですが、収納に関してしては少々の問題は目をつぶった、というか整理で力尽きていた感もあったわけで(笑)、そこは使ってみて見直しましょう、という残された課題でもあったわけです。
これは前回(06年)のビフォーアフター
今回あらためて入って見てみると、ものの量はともかく種類が増えているし、思惑通りに使われていなかったり、でそこが前回の収納の問題でもあったわけです。
まあ、とにかく階段下はとってもやっかいな場所です。新築であればどういう収納を作るのがベストか、というのはある程度自分の中でも答えは出ていますが、既にある場所(収納)をどう使うかというのはおのずとその限界が見えてきます。ある意味ベストはありえないので、ベターな案から何を選ぶか、それは何に目をつぶるかということでもあります。
今回もいろいろ悩んだ結果、以下の3点にポイントを絞りました。
1)まず空間を大きく上下で仕切る
2)デッドスペースは使えない場所と割り切る
3)細部は収納用品で融通を利かせる
1)は、とにかく仕切りがないただの箱でしかも変形、ということに加え、ここに収納したいものの種類と量が多い、ということから当初は市販収納用品の組み合わせだけで考えてましたが、いろいろと無理があるし、先々かえって融通が利かなくなるということに気付いて 「上下で仕切る」 ということに落ち着きました。こうすると上下でわけて考えられるので、空間に制限が加えられることで逆に自由度もでてきます。枕棚を付ける要領で80cmほどの高さに奥行き45cmの棚を付けました。棚は構造上の理由(間柱の位置)で付けられなかったり、付ける場所・方法が制限されるので要注意です。
2)変形スペースということに加えて使用者が高齢であることから、一番奥に入れたものを出すことは不可能=使えない(使わない)スペースと割り切って、そこは使わないけど捨てられないもの(お宝?)をしまっておく場所としました。一見無駄なスペースのようですが、無理矢理使うことにかける労力というものも無駄なものなのです。
3)変に作りこみすぎず細部はあとからちょこちょこと変えれるように、というか既存の収納用品を有効利用しつつ、いじりながら使いながら考えよう、ということですね。あと、コンテナは面倒くさい、使い難い(=しまわれない)ということで、極力その使用を減らす方向で考えました。
今日のところでだいたい8割くらいでしょうか。とりあえず収めただけ(!)の部分もあるので、細部はご容赦を。あとはそういった部分を見直して一応の完成予定です。