収納すること片づけること

週脳って何だ!?

さっき「しゅうのう」で変換したら最初に出たのがこれだったのですが、ついうっかり見過ごすところでした。危ない危ない。でも週脳があるなら日脳や月脳もあるのかなどと迷想は止まらず。

昨日はとよはし中日文化センターでの講座の2回目でした。質問を受けながらよく思うことは「片付け」って言葉は人によってとらえ方がかなり違うなっていうことです。ある意味、対になる言葉である「収納」も同様かなと。そんなわけで「片付け」と「収納」についてちょっと考えてみましょう。

いつも自分の講座ではそんな言葉の意味の説明を必ず入れています。まあ、どうでもいいことって言えばどうでもいいことなんですが。

「片付け」は《行為》であって《状態》です。片付けることが好きな人、得意な人は、ある場所の片付いた状態をすぐイメージできて、それに近づけるためすぐ行動できる人とも言えます。

散らかった
(場所を)もとの状態に戻す
(場所を)スッキリした状態にする
(ものを)捨てる
(ものを)もとあった場所に戻す
(ものを)分類・分別する

どれも「片付け」ですが、そこで「場所主体」か「もの主体」かで大きくとらえ方が違ってきます。一般的には「場所主体」でとらえられることが多いと思われます。「散らかった場所」に対してのアプローチとも言えます。

一方「収納」は《システム》であって《空間》です。ものを使う人が使いたいときにそこ(=収納)からサッと取り出せすぐ戻せる、誰がどう使うかが考慮されたハードウェアとしてのシステム。それを室内空間のどこにどのように位置づけるか。つまり「散らかるもの」に対してのアプローチと言えます。

ここで問題点は「片付け」という言葉には「収納」つまり「誰がどう使うか」が含まれない場合が多いということです。「片付いた」とはふつう見た目の状態をさします。ここがポイントです。よく「片付けても片付けても、すぐ散らかる」なんてことをおっしゃる方がいますが、それは「見た目の片付いた状態」だけを目指して片付けて(しまって)いて「次に使うこと」を考えていない、イコール「収納されていない」ことが原因かも知れません。もうひとつの落とし穴としては、収納用品に収まっていれば、ふつうは「片付いた」状態に見えますが、いくら優れた「収納技」「収納用品」を使っても、肝心の「次に使うこと」が考慮されていなければ、それは「収納されていない」ということなのです。

さて、あなたの身のまわりは「片づいて」「収納されて」いますか?(どきっ)


* ここでは「整理」「整頓」という言葉はあえて使っていません。



にほんブログ村 その他生活ブログ 片付け・収納へ
同じカテゴリー(収納雑感)の記事
片づけたくなる曲
片づけたくなる曲(2008-12-17 06:30)

職人と片づけ
職人と片づけ(2008-10-09 22:00)

おかたづけすること
おかたづけすること(2008-10-07 22:00)

ゴルゴ的収納
ゴルゴ的収納(2008-10-04 00:42)

モスの収納空間
モスの収納空間(2008-08-03 01:01)

この記事へのコメント
そうなんですよね!
見た目の片付いた状態だけをめざしてしまっているから、すぐまた散らかるんですよね。
収納用品に収まっていれば片付いた状態にみえるけど、次に使うことを考えてなければ、だあめ。

どきっ
Posted by kumi at 2008年04月18日 10:45
だから逆に(?)片づけ上手な人ほど収納はシンプル、な気がします。
Posted by KTZKKTZK at 2008年04月18日 23:53
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
収納すること片づけること
    コメント(2)